ヘルシンキからモスクワへの夜行列車トルストイ号(Tolstoi)に乗ってみました!
目次
VRのウェブサイトから特等室(VIP,1食込み)を予約しました
当日はバウチャー&パスポートを持って電車に乗ります(^_^)b
特等は15号車で、駅舎から最も遠い車両(先頭)になります
乗車口までゆうに500mは歩いた気がします…遠くて焦りました(^-^;
乗車口には係員がおり、自分の乗る車両以外には入れないようになってました
私たち以外にはまだ誰も居ません
初めての夜行列車にワクワクです(o^^o)
部屋は特等室といっても決して広くはありません
しかし壁の中にソファやベッドが格納されており、一晩のびのびと過ごす設備がたくさん詰まっています(*^O^*)
車掌さんから乗車中の説明
乗車後間もなく、部屋に先程の車掌さんが来ました
車掌さんは『英語を話せないのでスマホ翻訳で対応します』とのこと
今日一日、この車掌さんが私たちのお世話をしてくれるようです
結果的にこの車両には私たちだけだったので、手厚いおもてなしでした
私がカップ麺を持ち、お湯を探して廊下をうろついていたら、それを見た車掌さんはすぐに察して「任せろ!」と言わんばかりにカップ麺を受け取り、お湯を入れて部屋まで持ってきてくれました(*’▽’)
車掌さんどうもありがとうm(_ _)m
まずパスポートとビザをチェックした後、ロシア&ベラルーシ用のミグレーションカードを渡されます
確認事項は以下の5点
端的に言うと、部屋の設備は『飛行機以上、フェリー以下』でした
部屋に金庫、ドライヤーなどの基本設備や歯ブラシ、シャンプー等のアメニティは揃っていました
冷蔵庫はありませんでした
シャワーのお湯が出ない…
浴び始めは熱いくらいのお湯が出ます♨
しかし2.3分経つとプールの水くらいの水温になってしまいます
徐々に温湯になる…ことはなく、体の方がぬるいシャワーに慣れてきます
たっぷりお湯が使える仕組みにはなっていないようです
Wi-Fiは使えませんでした
車掌さんによるとなんと修理中でここ2週間は使えてないとのこと(本当に修理してる…?)
車掌さんも諦めているようでで、苦笑いでした ・・(´ー`)ヤレヤレ
特等車両には食堂
特等車両の端には、小さな食堂がありました
相部屋であったり、部屋食がイヤという場合はコチラを利用できます
食堂車
特等車両の隣には食堂車があり、さらに奥には1等車両、2等車両が続きます
タックスリファンド(税金還付)
室内で寛いでいるとドアがノックされ
『Tax Refundはある?』とおばさんが聞きに来ました(@_@)
『1時間半後にリファンドするよ!』と言って戻って行きました
20:30過ぎ
列車が停車すると『Premiere Tax Free』 のポロシャツを着た男性がきました
レシート(原本)とパスポートを見せるとレシートのバーコードを読み取り『リファンドは◯€です』と言われます
約96€のお買物で13€(13.4%)のリファンドがあり、その場で現金返金でした
バーコードをピッ!だけで、すぐ終わり!(^^)!
パスポートコントロール(PC)
これはタックスリファンドとは全く別物です
21:30 PC1回目(出国手続き)
緑色の制服を着たイケメン職員がスタンプを押して終わりです
22:30 PC2回目(入国手続き)
PC1回目で出入国手続きは終わったと思いこみ、寝る前のシャワーを浴びてるところに彼らはやってきました
部屋の扉を何度も強くノックされました
『ちょっと待ってよ!』が通じず、強行突破でドカンッとカギを壊される前に慌てて体を拭きました
2人してタオルを巻いて対応…
始めは水色の制服のスタッフ2人でした
パスポートの確認、スタンプ、入国カードの確認&半券返戻
続いて緑色の制服3人が来ました
確認事項
通常通りの業務としての対応なのか、個室に半裸の東洋人がいるのを面白がっていたのか分かりませんが、なんとかパスポートコントロールを終えました(^^ゞ
<重要>皆様にお伝えしたいこと
出国、入国のスタンプをもらうまではシャワー浴びずに準備しててね
ベッドは壁に収納されています
ベッドを壁から出す時にぶつからないようにテーブルがスライドできるようになっています
2段ベッドの完成!
2階部分は、見た目より頑強で大人2人で乗ってもビクともしません
薄いですが固めのマットでそれほど寝心地は悪くないです(・д・)
電車の揺れや停車時のドアの開け閉めで多少ガタガタしますが、朝までグッスリでした
2等室は4人部屋で、2段ベッドがもう両サイドに1セットずつあります
今日は旅の後半、疲れもあり早々に寝床について夜を明かしました(-_-)zz…
7:30 車掌さんが部屋にやってきました
私たちがすでに起きているのを確認すると「朝食を15分後に持ってくる」と言って部屋を去りました
待つこと15分‥
車掌さんがエプロンをしてフォークやお茶を運んできてくれました
注文は、ホットとコールドの全メニューから1人1品かなと思ったので、オムレツ1人前、チーズ1人前のつもりで注文しました
しかし、チーズとオムレツが2人前ずつ来てしまいました
起きたばかりで本調子でないからか、味のせいかは分かりませんが満腹になりました
朝食のお味の方は?
料理の質の方は普通です
また食べたいかというとそうでもないかな…(-_-)
わざわざ部屋まで持ってきてもらってナンですが…残すのが憚られました
食事を終えると、旅も終わりに近づいていました
慌てて荷物を整理して、身支度を整えます
モスクワ中央駅に到着!
モスクワ中央駅に着きました
14~5時間の短い旅でしたが一晩お世話をしてくれた車掌さんともお別れです
今日からの2泊3日はモスクワに滞在します!
2つの願望がマッチした旅ができました
少し割高ですが特等室で正解でした
特等室にしたのは、モスクワ到着の日には、朝から終日モスクワ市内観光を予定していたので、なるべく疲れたくなかったからです(^_^)
その結果、パスポートコントロールでも最初に来てくれたために大慌てする羽目になりましたが・・・f^^;
寝台でぐっすり寝たつもりですが、やはりホテルのベッドとは違います
旅の終盤だったこともあると思いますが、疲れは残りました
部屋のTVも映らず、ネットも(修理中で)使えず、世間から隔てられた空間がひと晩かけて長距離移動します
いつもとは別の世界に居るような、不思議な感覚を楽しめました!
ぜひロシアの列車移動を楽しんでみてください(^^)/