初めて知った「魔女の宅急便」が伝えたかったこと
最初はキキちゃんの旅立ちの場面からです。
旅立ちを見守るお母さんお父さんに感情移入しながらトンボくんの登場を待ちます。
もかちゃんの歌声も、染み入ります。
舞台が終わって、今思い返されるのはなぜかもかちゃんの歌声ばかり。
「魔女は満月の時~旅立つのよ~」(適当ですみません)という歌が耳に残っています。
上手なのは言うまでも無く、心に響く声でした。
そしてキキちゃんが街に着いたところでついにトンボくんの出番が!
街の人が大勢いるところに意外な程、すっ…と入ってきて、もっと感動するかと思ったけど、アイドルオーラを消していてただのキレイ過ぎるトンボさんが居ました。
舞台上の顕嵐くんは今までに観たことがない「阿部顕嵐」で、私的に顕嵐くんを感じたのは、ダンスシーンが終わって袖にはける時の歩き方くらいでした。
顕嵐くんの歌声は問答無用で好きなのですが、こんなにたくさんソロが聴けたのは初めてで、しかも声量もある…!!
音程が迷子になりがちな曲もあったものの、ここまで歌えるとは正直予想以上でした。
元気と夢がいっぱいの一生懸命なトンボくんを、楽しそうに演じる顕嵐くん。
観ているだけで胸がいっぱいになりました。
舞台の内容は映画とはちょっと違いました。
が、クライマックスからラストに向けての展開は、映画より舞台の方が断然良かったです!!!
なんせトンボさんのご活躍がですよ…すごく良かったです。
魔女の宅急便はキキの成長物語だと思っていましたが、このラストのシーンを観て、この物語の伝えたかったことが分かった気がしました。
とにかく可愛い子役ちゃんたち
あとは子役ちゃんの活躍が素晴らしかったです。リトルキキちゃんはとにかく歌が上手い!
この子役ちゃんたちの存在が、舞台がとても可愛いくなった理由の一つと分かりました。
子役の登竜門的な舞台になって、その時旬のジャニーズが出て、毎年公演が繰り返されていく…とかなったらすてきですね。
というのはたぶんジャニーズファンだからこその感想で、
ジブリ映画が好きで、舞台化を良く思わない人も居ると思います。
でも、今回舞台を観てみて「魔女の宅急便」という作品の奥深さや、テーマを初めて知れたと思います。
なのでますます魔女の宅急便が好きになりました。顕嵐くんのおかげです。
ぜひ多くの皆様に観て頂きたいところですが、次の大阪公演のチケットはsold outのようです。
ちょっと心残りだったことも..
顕嵐くんが出ているので全部が良く見えがちになってしまいますが…
必需品であるメガネのせいで目が見えにくい時があったので、もっと縁が細くて大きいメガネ(校閲ガールで石原さとみがしてたみたいなの)じゃダメだったのかな~ということと、
あと、女性キャストさんが集団で可愛いドレスを着てダンスするシーンがあるのですが、くるくる回転すると、スカートがふわっとしてパンツが….(もちろん見えてもokな仕様にはなってたけど…)、この世界観にその演出必要だったのかな?と。
すみませんどうしても気になっちゃいました…。
これをmaru氏に言ったら、まあ見えてたね。くらいの反応だったので、まあ別にいいのかな?
あとは、これは自分の反省点ですが、ミュージカルの作法を予習すべきだったなと。
劇団四季の有名どころの作品しか観たことが無いような素人なので、拍手したりとか、笑っても良いのかとかも分からなくて…
しかも今回は顕嵐くん(だけ)を観に来ているという邪まな気持ちもあり、静かにずっと緊張しながら観ていました。
周りの人もとても静かで、演者さんがアドリブ?!なのか面白いことを言っても会場はしーーんとしていて、ちょっと戸惑いました。
自分を含め涙を拭くためのハンカチを手にしながら、双眼鏡を抱える顕嵐担が多く居る緊張感の伝わる客席と、舞台上のキラキラした空間が同じ箱の中に存在していて不思議な感じでした。
終演後
maru氏に顕嵐くんについての感想を聞くと、
うーん、ちょっとお稽古しました感がでてたかな、とのこと。
(相変わらずズバリ言うな)
私的には百戦錬磨のプロの人たちの中に、ポンって放り込まれてここまでやれるって、単純にすごいと思ったけど…。
本業アイドルなんだからこれで十分だよ!と言い返したくは無かったので、まだまだ伸びしろ、あると思います。
本当に今後が楽しみです。
では最後に購入したての双眼鏡について、次で実践を交えてご紹介します。